ホントは、仕事探してるんじゃなくて、一緒に働きたいって思える人を探してるだけじゃないの? | アナーキーマーケティング

ホントは、仕事探してるんじゃなくて、一緒に働きたいって思える人を探してるだけじゃないの?

マーケティング手法

 

 

ちょっと前になるが、しばらくお会いしていなかった、経営者の方とお会いすることになった。

もう30年近くやられている製造業の方である。

結構エクセントリックなオヤジなのだが、相変わらず何言ってるかわからないくらいのテンションで飛ばしてきた。

ここの息子さんとも仲良くさせてもらっているのだけど、息子は息子で相当な変わり者である。

私が出会った十年前とか、打ち合わせにパッツパツのブラックジーンズに、マントを羽織ってくるくらいなのだ。

いつ変身するのか、ソワソワして打ち合わせどころではなかったのを昨日のように覚えている。

私はオシャレ好きな方だと思うことはあるが、彼のレベルは私の理解を超えているのである。

でもなかなか仕事熱心の静かないい奴で、一度仕事をした以来、仲良くさせてもらっているのだ。

そのオヤジは、先程も言ったように、60歳ちかいのに、とんでもないエネルギーの持ち主である。

こういうエネルギーの持ち主は、えてして誤解を受けやすい。

私もそういう部分が、この方ほどではなくともあるので、ちょっと共感するとこも無いわけではない。

加藤さん、最近何やってんの?と、切り出してきた。

 

 

いやあ、なんか今マーケティングを教える話になっちゃって。

いろんなとこで講義したりセミナーしたりしてるんです。

ひょんな御縁で、JPから依頼受けて全国飛び回ったりとかしてます。

なかには、コンサルティングさせてもらうこともあったり、広告制作させてもらったりして。そんなことやってます。

 

 

ああ、前からマーケティングって言ってたもんね。

あれだな、売上全部利益みたいな商売か?

あーゆーのやってんの?

へぇ。そっち行ったか〜。

 

 

いやいや、仕入れのない商売なんかないですよ。

コンサルティングビジネスは、原価がないとか、100%利益とか思われてますが、そんなことないです。

こういうの平気で言ってるアホなコンサルタント結構いますけど、そんなビジネスモデルがあるわけないじゃないですか。

この商売は情報が仕入れです。

しかも、案件決まる前に仕入れて、頭で加工しておかないとならないので、そういう意味ではキャッシュフローだって良くない。

ただ、その分、製造業でいうなら、原型とか金型みたいに別の案件でも仕入れが使える部分が多いだけです。

通らない企画書っていう廃棄ロスだって発生してますよ。

はたからみて、まんま利益じゃねぇかって思うのは、こういうものが減価償却しはじめたタイミングでしか無いと思います。

それに、俺一人じゃできない商売ですね。

コンサルティングも広告の制作も、仕組みを作ります。

その仕組みは機械みたいに見えるものじゃないんですけど、その見えない仕組みを動かすには、人員が必要なんです。

ほんと、いろんな人の助けがあってやってますから。

そもそも、マーケティングなんてチームプレイなので、仕組み、つまりマーケティングの機械動かす人がほんとに重要です。

自分も社長のとこみたいに、製造業やってるんで分かるんですが、マーケティングも全部製造業にあてはめて考えると、分かりやすいですよ。

  • 工場が、事務所。
  • 製造のラインが、マーケティングの仕組み。
  • 原材料が、国内外のマーケティングの事例などの情報。
  • 製造ラインに入る人が、コピーライターとかデザイナーとかコーダーとか。
  • 製造ラインにある機械は、広告出稿とかでしょうかね。
  • 工場長が、マーケッターとかディレクター。

こういう工場を動かして、集客してるだけなんです。

成果物が、工業製品じゃなくて、集客って感じですかね。

違いは、工業製品だと、そこから販売しますけど、俺らは売った後から作るくらいですかね。

どんな仕事も、こういう製造業の考え方から外れることはないと思いますし、これを効率化させるためのテクノロジーがWEBとかなんですよね。

だって、製造業って、何百年もの間にいろんな優秀な頭脳が関わってできてるんですよ。

それを無視した斬新なアイディアなんか天才じゃないかぎりでてこないはずです。

こういうウチでやっている工場をクライアントが作りたいといえば作る手伝いしますし、

工場持てないけど、外注として作ってよ、というのであれば、外注先として提携してます。

そりゃ、金かかりますよ、金産むことやろうっていうんだから。

そんな甘くないですよ。

だけどマーケティングっていうと、ゼロから金産むと思ってる人が多くて、そこから話しないとならないんです。

 

 

わかる、俺もそんな風に思ってるもん。

加藤さんの商売、割いいなあ、って、思ってた。

 

 

でしょ?

そんな甘い商売あるわけないし、実際そういうこと言う奴もいますが、そいつが全く理解してないか、詐欺かどっちかですよ。

こういう奴らがいるから、俺まで誤解されるんです。

それに、こういうこと見えてないクライアントさんはだいたい私に現実つきつけられて、やめてきますよ。

そもそも人を使うっていう覚悟がないんですね、こういう経営者。

コンサルで入って欲しい、っていうことは、一緒のチームに加藤を入れたいから、依頼するよ!ってことだと思うんです。

マーケティングという分野では私みたいな人を社内で雇おうと思っても、まずそういう人が居ないですし、そもそも雇用のコストだってかかります。

じゃあ、社内で育てようと思ったら、とんでもない教育費がかかるはずです。

コンサルだったら、そういう経費や手間はかからないし、駄目だと思ったら、首にすりゃいいだけなので、ある意味、安いと思うんですよ。

だから、コンサル依頼するってことは、社内にマーケティングのプロを雇用している状態になるわけです。

コンサルを雇用してる、って言う方が正しいですよね。

じゃあ、加藤をどうやって使うかってことは、雇用主の手腕次第なんです。

手腕次第で、何億もの結果を出せるはずです。

コンサルにケツ叩いてもらいたいとかっていう、ドMクライアントは、私に依頼しないほうがいい。

きっと、私は何の役にも立たないと思います。ほっときますから。笑

そういうの専門のコンサルタントもいるので、そっち行ってもらったほうがお互いのためです。

経営者なんだから、自立してるのは当たり前ですし、そんなくだらない話に費用かけてほしくないです。

一緒にやって、クライアントの先のお客様がより満足してくれる状態を一緒に作っていくのが仕事なので。

そういうことに俺はワクワクするので、受けてるんですよ。

 

 

もうね、分かるなあ。

だから、加藤さん好きなんだよねぇ。

俺なんかデジタルとかマーケティングって言われても全く分かんねもん。

 

 

いや、社長、そもそもわかろうとしてないし!!笑

 

 

あ、バレた?笑

そうそう、人雇うって言ったけど、うちね、営業マン集めてんだけど、求人広告出してもバカしかこねぇんだよ。

ホント使えない。

人入れても、すぐ辞めちゃうから、俺ね、もう嫌になっちゃって。

いい人連れて来て、そいつが売上持ってくるなら、そいつの売上の一部を歩合で1年でも払いつつけるよ。

そういうのやってねぇかな?

 

 

また変なこといいますねぇ、、、

さすがにそれは、やってないですけど、雇用のサービスを提供しようと今ちょっと手がけ始めています。

でも、そういうのじゃないんですけど、経営者のキャラクターを全面に出したコンテンツ作って、そこから実際に会ってじっくり話をして雇用するというようなサービスなんですよ。

転職市場に出てくるのは、学歴とかキャリアがある優秀な人達か、依存したがる若い子達だと思うんですよ。

この依存したがる若い子達の中からいい人探すなんて無理だと思うんですよね。

僕は、その裏側に、チャンスを虎視眈々と狙ってるんだけど、どうしていいかわからない野心的な人たちもいると思うんです。

そういう人たちって、いまの現状から抜け出したいからいろいろやるから、

プライベートは普通より充実しているんだけど、

仕事にそのエネルギーを向けられないから悶々としてるタイプや、

社会的経済的に自分のやりたいことを追えないゆえに悶々しているタイプとか、

エネルギーがオネェちゃんに向かっちゃってて、それ仕事に向けられずにいる奴とか。

そういういわゆるリクルート市場に出てこない人たちがたくさんいると思うんです。

そもそも、そういうエネルギーってどこにぶつけていいか分からず悶々としてる人たちは、

転職エージェントとか転職サイトで探しても、たいした仕事ないと思っているんですよ。

どこ行っても一緒に見えるんです。

これは求人広告のクリエイティブに問題があるんだと思うんですけどね。

全部横並びで、やりがいとか、給与がいいとか、楽しい職場ですとか。

こんなの超どうでもいい情報ですよね。

そもそも、雇うほうが、やりがいあるとか、楽しいとか言っちゃうのって、どうかしてると思いますしね。

まあ、こういうエネルギー過多な人たちが、自分の仕事に納得して、一度仕事にギアが入ったら、ヤバイです。

そもそものエネルギー量が人より大きいから、一気に爆発します。

なんでそんなことが分かるかって、昔、俺が経験したことだからです。

20代のときホントなにやってもすぐクビになって、ホント辛かったんですが、理由がわからないんです。

でもいくつかいろんな職場を経験していくと、ああこういうタイプの社員の人達と働くと楽しいな、とか、

こういう部長や課長とはやりやすいなあ、とかが分かってきて。

これ、仕事内容とかじゃないや、エネルギーを出すことを求めてくれたり、エネルギーのぶつけ方を教えてくれるからなんだなあ、と思ったことがあったんです。

その後、俺みたいなエネルギー過多の奴らに俺も会ってきましたし、一緒に仕事もしました。

いまも、そういう若いやつと仕事してますけど、俺は彼のエネルギーを利用して一緒に頑張ってますよ。

こういう奴はエネルギー過多なんで、いわゆる普通の人が多い職場では浮くんです。

普通の上長では、生意気だし、手に追えない。

でもね、ちゃんとエネルギーのぶつけ方を教えれば、すごい上手くいく。

そういうやつまだいると思うんですよ。

なんだろ、リクルート市場から浮いちゃってるんだけど、ポテンシャル高い面倒くさい奴らっていうんですかね?

雇用する側も、相当な猛獣使いじゃないと、こいつら扱えないと思いますよ。

オトナの常識通じないから。

そういう奴ら絶対面白いはずなんです。

でも、社会に抑圧されてる。

いまの中小企業に必要なのは、こういう奴らだと思うんですよ。

勢いの塊!みたいなこういう

それに、今みたいに、ネットがこんだけ普及した時代なら、そういう奴らをあぶり出すのは簡単な気がして。

あれ?これオレがやるべき仕事じゃないの?って思ったんです。

いま、いろんな人材会社の社長のセミナーとか担当に会ってますけど、みんなエリートなんですよね。

考え方もエリート。

出もエリート。

俺みたいな雑草くんがいないし、きっとそんな体験もない。

ふーん、勝てるかも知れねぇな、って。笑

 

 

なんだよ、やってんじゃんか。

あのさ、さっき言ったみたいに歩合でやろうよ。

だめ?

 

 

入れた後、御社が関与する教育の部分に依存しちゃうので、それは厳しいですかね、、、

本当はそうしたいのはやまやまなんですが、、、

でもいい話聞きました。

それやるなら、こっちで営業研修とかやらないと、歩合伸ばせないですからね。

どこまでやれるか別として、そういう意見はありがたいです。

 

 

そんな研修なんか役たたないよ。

俺なんか昔、一人で3億くらい売ってたんだから、そのやりかた教えてやればできるんだから。

 

 

でも、それ教えても使えない人ばっかなんですよね?

 

 

それはさ、元の頭が良くねぇからだろ?

いやね、頭いいとかじゃなくて、普通でいいんだよ、普通で。

そこそこ機転効く奴だったら、俺とおんなじことできるはずなんだよ。

できない意味が分からねぇよ、ほんとに。

機転効く奴を加藤さんが連れて来て、俺が教える。だめかね?

 

 

それ、歩合じゃなくても良くないですか?

それに歩合だったら、ほんとにその売上なのか、証明することも難しいですよね。

別に信頼してないわけじゃないんだけど、経理みたいなことまでコッチでやらないとならなくなるし、、、

 

 

そこはさ〜、俺と加藤さんの仲じゃねぇか。

 

 

、、、、、そこっすか?

もうね、絶対やんない。笑

 

 

こんな風に、飲んで仕事の話をしていたのだが、ふと思うことがある。

こんな20も違う若輩者に、ちゃんと頭を下げられるというのは、このオヤジのほうが俺より猛獣使いだってことを。

どんな商売も人に使われているのだ。

形が変わっているだけで、雇われているのだ。

それをうまく利用するのが、経営だし、マネジメントの真理なんじゃないかと。

だから、年上の先輩と酒を一緒に交わさせていただくのは、やはり学ぶことが多い。

それに、だらしないところ見ると、なんだ、こんなんでもいいんだ!と安堵することもある。笑

もちろん、いい意味で!笑

 

20140078244_4521887e67_z

 

そう、だから、私はこのリクルート市場は、絶対やりたいのだ。

ホント、私の実体験がベースになってるから、想いも強い。

コンサルティングみたいなことをやっているのも、そういう視点からなのだ。

それよりも、ほんとは、熱くるしい奴らにもっと会って、一緒に仕事して、ぶっ飛んだことやりたいだけなんだけど。

普通、自社で全部抱えたくなると思うけど、私はうちに入るとかね、どうでもいいの。

一緒に仕事したいだけだから。

雇用なんてしなくたって、一緒にやれる奴はやれんだから、自社で全員抱える必要もない。

こういう世の中のリクルート業界とか、雇用のあり方とか、一旦全部消し去って考えているのだ。

それを具現化させるために、私が今までやってきたマーケティングのロジックや手法をふんだんに使って、転職者の心を動かすことを目的にしてるサービスである。

ブランド力のない企業でも、心が動いて、入社したくなっちゃうのである。

そういう仕組み。

実は、4〜5年くらい前にこのプロトタイプで、スタッフを雇用したのだ。多分本人たちは気づいてないと思うけど。笑

それくらいの時に、ウォンテッドリーとか出てきて、横目ですげぇな!と思ってたけど、そういうことじゃなく、これは根本の設計が違うんだ。

多分、説明しても、ふーん、ってなると思う。

これね、着眼点が違いすぎて、絶対分けわかんないと思うから。

そもそも、すでに転職メディアの時代じゃない気がしてならない。

箱とかデータベースとかじゃないと思うのだ。

だって、転職者のデータベースって、よく考えたらおかしくない?

そんなしょっちゅう転職すんの? ダメだろ、そいつら。笑

自分のキャリアアップしか見えてない、あざとい輩しかいないでしょ、そんなデータベース。

そういう有名ブランドに食らいつくような、大手を渡り歩くような、意識高い層じゃないんだよ。

やっぱり、私は、経歴とか関係なく、コイツと働きたいって思える奴と働きたい。

これはデータベースとか、転職メディアに居ないと思うのだ。

そういう人を集めるのは、雇用側の想いしかない。

だけど、こういう想いがすべてを繋げる時代じゃないかって思うのだ。

だって、そういう想いとか、いままで目に見えないものが、デジタルで拡散できるんだから。

そういう着眼点で誰も見てないだけなんだけどね。

しかし、まったくもって、希望に満ちた、すげぇ時代だな!!

 

 

あ、この方法に興味ある方がいれば、お問合せください。

具体的にお話しますよ。