ジョイントベンチャーで作る売上というのは、人の想いがぶつかって生まれる魔法である。 | アナーキーマーケティング

ジョイントベンチャーで作る売上というのは、人の想いがぶつかって生まれる魔法である。

コンサルティング

 

私は生来の怠け者である。

正直、仕事も勉強もしたくはないし、なんならアメリカのラッパーみたいに、ねぇちゃん侍らせてジャグジーでシャンパン飲みたいくらいなのである。

そういう欲求がある事自体、いかがなものか、と思うのであるが、いかんせん性根はダメ人間そのものなので仕方ない。

実際、昔、フリーランスとしてやっていた時も、半年くらいしか持たなかった。

一人で、しかも自宅で仕事するなんて、私の脆弱な精神力では、身の回りにある魅惑的なものに打ち勝てなかった。

仕事しなきゃいけないのに、ギター練習し始めたり、曲を作ったりし始めてしまうのだ。

なんだか懐かしい感覚を覚えたのだが、よく考えたらこれは受験生の時同じことをやってたのを思い出し、

ガキの時と何ら変わらない自分に嫌気がさしたのだ。

だって、受験なんか落ちたって死ぬわけじゃないけど、仕事しないと単純に死ぬわけだからね。

なにやってんだ、俺、と。笑

私は自分がフリーランス不適合者なのを知ったのだ。

私のポテンシャルが100としたときに、フリーランスという働き方は10もやれない。

環境に左右されるのは、自立してない、とか言われそうだが、本当にただのダメ人間に成り下がる。

だから、フリーランスでやってる人たちはすげぇな!と単純に尊敬するし、

独りでできないので会社興したといっても過言じゃないかもしれない。

その証拠に、会社興して、半年くらいで前職の後輩が入ってくれたのだが、

入社前になんとかせにゃいかん!と、会社の方向性とやるべきことと、やらないことをバシッと決めることができた。

やるべきことが、いままで誰もやったことがないような仕事にもかかわらず、

営業未経験の彼の入社後、わずか半年もせずに、5,000万円くらいの売上をあげることができた。

新規事業をマネタイズするのを、営業未経験社と私だけの、たった二人で、やってのけたのである。

ゼロからだからとんでもないエネルギーが必要だったが、このエネルギーは誰かと一緒にやることで、生み出すことができる。

これこそが、チームの力に他ならないし、私は私の役割をこの時理解することができた。

そこから、今まで、人と関わることで売り上げてきた。

いままでやったことがない人間とちゃんと関わることで、いとも簡単に数百万、数千万円がきちんと生み出されていくのを何度も経験してきた。

こういうのを経験するたびに、一種の魔法なんじゃないかと思うくらい、今でもドキドキワクワクしてしまう。

だって、私のような性根がダメ人間と、べつのダメ人間が、目的を一つにしてお互いコミットするだけで、こんなことが起きるのだ。

これを魔法と言わず、なんというのだ。

だから、私は、人に興味があるし、人が好きなのだ。

今やってるコンサルティングも、実はコンサルビジネスが目的じゃない。

セミナーなんか、正直いまでもちょっと面倒だと思っている。

このブログだってそうだ。

そんなところで稼げる金額や影響力なんかたかが知れてるからだ。

面白い経営者と面白いことをやるキッカケを広げていきたいのだ。

ただそれだけ。

コミットできる中小企業同士で、起こす魔法のほうが、断然面白いからである。

ただ、ほとんどの企業は限られたリソースで今の仕事に精一杯だ。

だから、私は彼らの売上を上げることに尽力していくし、実際インパクトを提供する。

こんなものは自社でやってりゃいいし、別に社外秘にすべきだし、そっちのほうが短期的には儲かる。

しかし、手間もかかるし、面倒なこともたくさんあるけど、こうやってわざわざ商品化したのは、

面白い会社と一緒に次の一手となる仕事したいからである。

ただ、自社だけでチマチマやってても、頑張ってもゼロ一つ程度増えるくらいだろうけど、

誰かとやるほうが、ゼロが二つ三つと増えるに決まってるのを知っているので、やる意味があると思っている。

でも、実際は、人駆商売だし、そういう意味では、たいしていい商売ではない。

単価を月額100万、200万と上げて、えへへ〜ん!偉いんだぜ、おいら!とやってもいいのだが、

そもそもこういうスーパーコンサルタントというものに興味ないので、こういうことにも興味ない。

なんかね、空を掴むような仕事はしたくないのだ。

だって、つまんないから。

だったら、経営陣として入ってコミットしたいし、ビジネスを一緒にやりたいと思ってしまう。

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腹をくくるような覚悟があったほうがワクワクするじゃないか。

そのほうが、私だけじゃなく、きっと相手も楽しいし、社会的にも意味があることだと思うからだ。

つまり、私のコンサルティングビジネスの基本設計って、そもそもがジョイントベンチャーなのだ。

ジョイントベンチャーって、ゼロから金を産むみたいに思われてるけど、こんなの嘘だと思っている。

むしろ、コストゼロから金を産んだことがあるジョイントベンチャーを私は知らない。

そもそも、なにをもってコストゼロと言うのだ?

広告費無料で、◯◯人集客!とかね。笑

その裏にある労力を見積もってやろうか?

びっくりするくらい金かかってるから。

そもそも、なにかしらの資産を持ってるから、それをジョイントベンチャーで利用できるっていうだけの話である。

人件費や事務所代などから始まり、商売っていうのはそもそもコストがかかるものだらけである。

そういうものの積み重ねで、ノウハウや技術や顧客が溜まっていく。

表面化した商品を資産というのではないのだ。

もし、商品しか持っていないのであれば、それは何も持っていないに等しいかもしれない。

逆にそういう溜まっていったものは、必ず換金性のある価値を帯びてくる。

その価値を利用して、ジョイントベンチャーができるってだけである。

つまり、自社のそういうものを溜めて資産化してなければ、そういうチャンスも減ってくる。

社歴の年数、顧客数、独自技術、生産量、生産スピードなどなど、なんでもいいから他社より優れているものを資産化していけばいいのだ。

すればするほど、強みに磨きをかけようとするってものである。

そういう強みを欲してる企業を探せば、協力してくれる。

そもそも、資産化してない事自体、無いに等しいのだ。

もちろん、残念ながら資産がない企業だって少なくはない。

ジョイントベンチャーっていうのは、持つものに多くを与え、持たざるものに何も持たせないという、相当ドライなマーケティング手法なのだ。

だから、私は資産を持つということを心がけてきた。

これはお金だけではなく、むしろ企業として魅力的なノウハウなどの資産をいかにストックできるか、って話である。

よく隠れた資産を活かす、なんていうのもあるけど、隠しちゃだめで、資産化しないと意味が無い。

使わないとダメなのだ。

私のようなフリーランスもできないダメ人間と、そもそも何も出来なかったダメ人間でも、

私は給与で保証し仕事を教えることができるという資産を活かし、スタッフはそこにコミットして一緒に頑張って独り立ちするんだ!という想いを活かして売上を作れるのだ。

何人もそうしてきたし、そもそも、それは小さな小さなジョイントベンチャーである。

だが、結果、小さくとも小さいなりに会社に利益がもたらされ、そのスタッフも豊かになっていくわけだ。

しかも、このやり方利用して、中国人巻き込んで、中国に会社まで作っちゃったし。

これこそ、お金は大してかかってないけど、時間と労力が半端無くかかった。

中国人は半端無く言うこと聞かないし、無理難題なんか平気で言ってくるんだから。

これをコストゼロと言われたくない。

机上の空論みたいなこというんじゃないよ。

全くもって失礼な話である。笑

いまそれは、コンサルティングっていうビジネスに形を変えて、

まだ小さいけれど大きな可能性を秘めたジョイントベンチャーに繋がっていこうとしているのだ。

いくつものワクワクするようなプロジェクトをいろんな人を巻き込んでいきながら。

だから、私がやってることなんて、昔から一ミリも変わっちゃいないんだ、実は。