「WEBマーケティング」という魅惑的な響きに取り憑かれるな! | アナーキーマーケティング

「WEBマーケティング」という魅惑的な響きに取り憑かれるな!

こないだ、コピー機の営業マンが来て、80万円くらいする魅力的な最上位機種を勧めてきた。

弊社は、2万円の白黒レーザープリンターと、4万のスキャナーと、4万円のカラープリンターが事務所にあるだけだ。

提案書とかの出力はそりゃするけど、弊社は基本ペーパーレスを推進しているから、たいして出力しない。

しかし、全部がひとつにまとまっていると省スペースになるのと、処理速度も早い。

複合機があるとカラーの提案書なんかバタバタしているとき楽に出力できるのは魅力的だ。

だた、月で最大100部程度しか印刷しないけどなあと言っても、薦めてくるからね。

月額1万5千円。保守込み。

向こうも商売だ。仕方ない。

でも、家電量販店の2万円の白黒レーザープリンターで事足りちゃってる。

カラープリンターの調子が悪ければ近所のキンコーズかコンビニにダッシュだ。笑

それに、単純にハード代だけで、80万円VS10万円。

保守っていっても、壊れたら、Amazonで買って送ってもらったほうが安いし、

たいして出力ないので、トナー代の単価は高いが、交換頻度が少ないから、安く付く。

50人位従業員がいたら必要かもしれないど、うちは少数精鋭部隊がコンセプトなので、そんな必要がない。

だから、お断りした。

え?そんな複合機がない事務所なんて、みたことないって??

きっと、あなたは、事務所に複合機がなければならないと、思い込んでないだろうか。

プリンターなんて用が足りればそれでいい。

たまたま私は、家電量販店でどのくらいの価格でどのようなスペックのものが売っているかとか、

コンビニのカラープリンターの価格とか、トナー代とか変える時期がどのくらいとかなどの情報が頭のなかに入っていたから、

こんなにも魅力的な複合機の提案を断れたのだ。

選べるというのは、選べるくらいの情報が頭のなかにあるから、選べるのだ。

マーケティング業者もコピー機の営業と一緒。

スペック高めに提案してくる。

特にWEBのマーケティング業者からの営業電話などはいろんな会社から頻繁にきてはいないだろうか?

もしくは、サイトを検索していると、最新WEBマーケティングの成功事例の嵐!

もしくは、◯◯で新規顧客が月◯◯件取れるようになります!とか!

リスティングをはじめ、SEO、ブログ集客、Facebook集客、会社のHPのリニューアルなどなど。

こういうのはとても魅力的に聞こえる。

特にWEB系の新しいマーケティング手法は、魔法じみて魅惑的に聞こえるものだ。

いままで全く上手くいってないか、

もしくはサイトのページビュー数などの指標を見せられて、なんか上手く行ってる気はするものの成果につながってない人だとなおさら。

よく考えて欲しい。

どんなに魅惑的に聞こえても、

それが、あなたのビジネスにどのくらいの必要かどうかという話が抜けてる。

つまり、あなたのビジネスで、本当にWEBマーケティングが必要なのかどうか判断する必要がある。

必要であれば、どのくらいの優先順位なのかも。

それには、あなたが体系的なマーケティング戦略が頭のなかにないと、彼らの提案に右往左往してしまい、

そこまで必要ではない、オーバースペックのものを買わされ、結果損を被ってしまうのだ。

きっとあなたもこんな経験があることだろう。

もう、そんな口車に乗らないための方法をお伝えしようと思う。

それには、体系的にマーケティングをあなたが理解する必要がある。

まずは、全体像が分からないと難しいからだ。

では、体系的なマーケティングとはどんなものか?

次回は、体系的なマーケティングを説明したいと思う。