先日、とある美容院のスタッフと集客の話をした。
彼らは、美容院なんてやってるオーナーは基本的に学がない、
だから、業界がブラックなんだ、と嘆いていた。
こと自分たちのオーナーは、威張れるような、高い技術があるわけじゃないのに、
「ウチの技術は最高なんです!」とか、
新しくて、ちょっといいトリートメントとかをメーカーから営業されると、
顧客に「このトリートメントは今までで一番いいですよ!」とか、
煽ったり誇張しているんだそうだ。
彼らはそんなことしたって、売上が上がるわけもないし、
集客できるわけでもないと分かっているんだけど、なにをしたらいいやらと、ため息をこぼしていた。
私は、嘘はいかんけど、同じ商品を売っても売れる人と売れない人がいるわけで、
それはセールスとかマーケティングとかをやらないと無理だよ、と私は言った。
集客はどうやってるの?と尋ね、DMとかやってるの?と聞いた。
そしたら、私たちやってるんですよ!
ちゃんとお誕生日には、手描きでおめでとうって、DMかいたりしていているし、
こないだは、一円の切手を買ってきて、ハート型に貼ってだしたりとか工夫してるのに!
みんな一生懸命なんですよ!
・・・・・
はい?
そりゃ、反応ないだろうね、そこじゃないんだよね、、、と、私は一瞬フリーズしてしまった。
よく、チラシとか、やっても効果ないんだよね、、、
なんて言う方がいる。
でも、毎朝あなたの郵便受けを明けるたびに、ポスティングされたチラシとかであふれている。
しかも、何度も似たようなところから来ていないだろうか?
とくに新聞の折込チラシには、よりその傾向が強い。
つまり、何度もやるということは、高い集客効果があるという証明にほかならない。
これは、なにもチラシだけにかかわらず、DMやFAX、WEBにまで共通していえるのだ。
では、何度も成果が出ている会社と、成果がでないあなたの会社の違いはどこにあるのだろうか?
それは、
プロモーション戦略だ。
そりゃそうだ。
お客さんからみて、来店したくなったり、買いたくなったりなど、
なにかアクションを起こしたくなる、そんな内容でないと、お客さんは反応しない。
チラシだろうが、CMだろうが、すべてプロモーションだ。
プロモーションとは販売促進活動だ。
このすべての販売促進活動には、すべて戦略が必要で、
その企画をする上で、最も重要なのがコピーライティングだ。
つまり、可愛らしいく1円切手で、デコった封筒を用意したり、
友達のカメラマンとかデザイナーに依頼して作った、
オシャレな雰囲気のあるお店のポストカードに、
お誕生日おめでとうって書いて送ることじゃないのだ。
ここには、販売促進活動のための戦略が、皆無なのだ。
売ることを促進させるのに必要なのは、「欲しい」と思わせることだ。
どうしたら、こっちの思惑どおりお客さんが動いてくれるか、ってことだ。
そりゃ、そこに企画が必要なのは、お分かりだろう。
例えば、上記の例でいうと、お客さんが動きたくなるために「オファー」と呼ばれるものを作るのだが、
これをクライアントの経営リソースから引っ張ってくるのだって、企画だ。
「今月来店の新規のお客様は全て無料にさせていただきます!是非、ご来店ください!」
なんていっても、従業員の数には限界があるし、コストが発生しているわけだから、経営リソースを大きく超えるオファーになってしまう。
こんなことやっても、クライアントに怪我させるだけで、販売促進活動にはならない。
だから、どういうものがいいのかという企画が必要になってくる。
そして、この企画を考え、反応があがるように形にするのが、コピーライターだ。
次回は、きっと何をやっているのかイマイチ分からないだろう、そんなコピーライターについて、お伝えしよう。
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