DQN社長が、儲かるのは、なぜ? | アナーキーマーケティング

DQN社長が、儲かるのは、なぜ?

よもやま話

勉強熱心な経営者と、全くやらない経営者がいる。

はっきり言って、勉強熱心なのは2割もいない。

だから勉強すればいいかというと、そんなこともなかったりする。

だって、元ヤンキーだの中卒DQNだのが社会にでて、社長としてバリバリやってらっしゃる会社は少なくない。

彼らが、ビジネスの勉強なんかしてるだろうか?

なかなかそうは思いにくい。

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なのに、地元の漁師を束ねて年商数億稼いでいたり、

土建関係で数十億の売上をたたき出したり、

ミュージシャン崩れがアパレルのECで上場し300億企業を作っていたり、

田舎の国道沿いのロードサイドにステーキ屋出してチェーン展開で165億の企業になったり。

彼らは、きっとあなたのように勉強熱心でビジネスを学んだりしてはいないどころか、

中には、いわゆる社会人としてもマトモではない人達もいる。

じゃあ、なんでこんな儲けてるのか考えたことがあるだろうか?

これは、世界中の経営の学術書をいくら研究しても、出てこない。

学者やコンサルティング会社は、世界中の成功例をまとめていたりするが、彼らを研究材料にしたものは見たことがない。

ということもあり、私の考察があるので是非お伝えしたいと思う。

 

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儲けの概念が違う。

ビジネスって儲けを出すこと、と思ったあなたは、DQN社長失格だ。

DQN社長は、仲間、特に地元の仲間を大切にする。

儲けなんかどうでもいい。

とにかく仲間から信頼を得たいと思って、身銭を切って事業を始めているんじゃないだろうか。

しかも、先輩や後輩には義理人情を通す。

きっと周りが助けてくれるはずだし、お金も後からついてくるんじゃないだろうか。

 

気合が違う。

DQN社長は学歴などは無関係だ。

その代わり、誰よりも真剣に働き、現場で鍛えられる。

職場の一員どころか、何人分もの働きをして、上司や社長に気に入られただろう。

だから、仕事が面白くなってきて、独立したくなるのだ。

直感力が違う。

そうやって誰よりもキツイハードな仕事を現場でこなしていると、人間は直感力がついてくる。

本当は直感ではなく、経験値が人並み以上溜まってるので、そこから、この場合はどうすべきかというのが一発で分かるようになっているのだ。

そういう経営者は部下の心もつかみやすい。

 

信頼が厚い。

現場上がりって言葉なんかよりも、よっぽど現場を経験しているから、下につく部下は安心だ。

◯◯さんが言うならオレも従います、ってなりやすい。

ヤンキー社会の延長にDQN社長の会社組織は成り立ってるのだ。

 

メンタルが強い

一回だめでもへこたれない。

愚直に目の前のことをやり続けるのが、DQNの優れたところだ。

断られるだなんて、当たり前だと思っているし、そんなこと愚痴っていたら、上司からぶっ飛ばされるのは間違いない。

仲間のためにぶっこんで行くのが、イケてるDQNだ。

そう、彼らはメンタルが一般人の100倍は強いから、売り上がるのだ。

 

考えるよりも前に行動する

本来、効率化とか、手を抜くことをどうやっていくかというのが経営でもあるが、基本的にそういう考え方はない。

とにかく気合でやることしか認められない。

目の前のことをそれだけ数多く真剣にこなす人たちが社員になっているわけだから、

腕くんで、ホワイトボードの目の前で、あーでもない、こーでもない、とやってる人たちより、よっぽど生産性が高い。

理屈をごねてる暇があったら、現場行け!というわけだ。

頭がいい人は考えるけど、彼らはその前に動く。

だから勝算が高いのだ。

 

つまり、DQN経営者は、現場からの叩き上げだ。

普通の人が1しかやらないのを気合で2も3もやってきて認められてきたのだ。

中途半端に頭がいい人が、現場で汗水たらさず、冷房の効いた事務所のPCの前でウンウン企画書書いていても、生産性は上がらない。

勉強ができない、学歴も中卒くらいの方が、退路を断って命がけで仕事をするのだ。

効率とか、メンタルとかどうでもいいのだ。

目の前のことを人の倍、三倍やる。

テレアポでも、作業でも、なんでもだ。

これができないから売り上がらないんだ。

オレはこう思います!とか、マジぶっ飛ばされんだろうね。

生意気な口叩いてる暇あるんだったら、仕事しろ!と。

超基本中の基本しかやってないんだろうけど、基本だから強い。

そして、そういうDQNたちで成り立っている組織を作り上げた。

暴走族の総長の時とやってることは基本的に変わらない。

これが、DQN社長に、勉強する賢い経営者が、敵わない理由だ。

ここまで、貫けるから強いのだ。

言動の悪さだけフォーカスされがちだけど、こうやって、考えたら、彼らをバカにできないでしょ。

 

あなたも、その教科書を閉じて、一度ごちゃごちゃ考えるのをやめてみよう。

時には、基本に戻って、愚直に仕事に向かい合ってみるのも悪くないかもしれない。