志無き欲が欲を呼び、悪に転じ、極悪と化す。 | アナーキーマーケティング

志無き欲が欲を呼び、悪に転じ、極悪と化す。

その他

 

悪というものは世の中に存在する。

人知なんかを圧倒的に上回るくらいの悪があるのだ。

人を陥れ、監禁し、嬲り、射殺し、遺体まで消すくらいのことを平然とする。

映画の世界じゃなく、それより凄惨なことを人が人にやるのだ。

8640312014_ee59ae825b_z

そこまで人を悪にさせるのが、欲である。

見栄やお金や女などへの欲はとどまることを知らない。

周りの全てを吸い尽くす、ブラックホールが欲である。

欲は欲を生み、欲を欲するために悪になる。

きらびやかなもの、快楽など、極楽に見えるものをちらつかせ、悪はあなたに近づいてくるのだ。

石を投げれば悪に当たるくらい身近にいるのだ。

悪から身を守るには、悪に近づいてはならない。

それには、欲を持たないのが一番だ。

しかし、人間は欲を無くしてはダメなのだ。

欲のない人間は、魅力がない。

楽しむことも、ハメを外すこともしない。

チャレンジだってしないだろう。

だから、欲は人間にとって、とても重要なのだ。

ただ、調子のってると踏み外すこともあるのが人というものである。

踏み外したことのない人間は、踏み外した者を叱るが、

踏み外したことのある人間は、踏み外したものを笑って許せる。

これも欲が引き寄せる、素晴らしい因果の一つでもある。

しかし、欲が欲を呼び続けると、強大な悪に染まっていく。

このような悪に飲まれないために、欲を制御するのが、志なのだ。

そして、志は悪を見極めるスキルでもある。

もし悪と関わっても、避けることができるのだ。

しかし、志無き欲は、悪に転じやすい。

悪に関われば、命を落とすだけでなく、家族や仲間の命まで危険にさらす。

自分で家族や仲間を陥れ、命を奪うのだ。

それが、極悪、そのものであり、本当にこの世に存在する意思なのだ。

まるで、スターウォーズみたいな話をしてしまったが、私はもっとリアルな脚本が書けると思う。

というのも、以前、世話になった方が悪に転がり落ちていったことがあるからだ。

そして、転がり落ちていくその様を見てしまったのだ。

手を差し伸べたら、自分まで落ちていく。

彼が悪に手を染めたのに気づいた瞬間、私は関係を切った。

被害は最小限に食い止めることができたが、もうその方はこの世にいない。

しかし、いまでもそのとき私がした決断は正しいことだと思っている。

そうさせたのは、私が自分の志に気づいたからである。

だから、小さくても志があるべきなのだ。

小さくても志を抱いて、生きるべきなのだ。

そして、悪に近づいてはならない。

家族や友人が染まってしまっても、そこから抜け出す手助けなんてしてはならない。

悪になった人間は、もうこちらへ戻ることができないからだ。

情けをかけてはならない。

自分の志に従うのだ。