加藤さん宛に、先週末から知らない会社の方から電話を何度ももらってるんですが、、、
こないだは、朝から出っぱなしで、打ち合わせが延びたりなど、事務所に戻ってこれたのは16時半をすぎた頃である。
知らないなあ、その会社。なんだっていうの?
私は、電話をなんども受けた社員に、ちょっとイラつきぎみに思わずこぼしてしまった。
LinkedInで繋がったから電話した、とか言ってるんですよね、、、
まあ、体の良い営業だろう、ということで、放っておいた。
そしたら、電話が鳴り、ちょうど、その方からの電話だった。
この手の奴は、放っておいても、どんどん電話してくるし、迷惑だから電話を替わって私が出たのだ。
あの〜◯◯の△△と申します!
LinkedInというSNSで繋がったんで電話しました〜
加藤さんのやられてるビジネスのことをお話いただきたいんですけど。
きっと私のビジネスがお役立てできると思いまして〜〜
はあ、いきなり電話をかけてきて、私の商売の話をしろというのだ。
ああ、コイツ常識ない馬鹿なんだな、と思い、相槌もほどほどに、ずーーーっと聞いてみた。
結局、不動産投資の営業。
私のブログのどこを見て、不動産投資したいと思ったのか知らんが、すごいイマジネーションである。
私にはその発想がないから、面くらってしまったので、
はあ、要は営業だろ?何度も電話してくんなよ、迷惑だ、とガチャ切らせていただいた。
まあ、そんなんじゃ、全く折れてないんだろうけどね笑
そいつの声も正直最初からアホっぽくて、よく電話してくんなあと思ったけど。
でも、理由はさておき、LinkedInで繋がりました!といって、電話かけてきた奴は初めてである。
私もLinkedInで、アナーキーマーケティングのコンテンツを公開していたりするので、きっとそれを見たのだろう。
LinkedInは、人材系のエージェントや中国人のビジネスマンなどがよく利用していて、結構メールで挨拶や営業がくるのだが、コイツはそれを超えて電話してきたのだ。
私は、LinkedInから電話がかかってくるなんて夢にも思ってなかったのだから、正直たまげた。
通常の感覚では、いきなり電話なんて「非常識」だからやらない。
実際非常識な電話だったし、内容もアホそのものだったので、不愉快な印象しかない。
人に悪く思われるのは、誰だって嫌だし、会社の看板も汚すことになる。
私にとって、この方は、彼の所属会社の看板をおもいっきり汚し、人格は奈落の底にあるくらい最低な印象を与えてくれた。
こういう風に人に思われるのは、普通かなりキツイはずだが、彼にとっては大したことじゃないだろう。
1,000件電話したら1件くらい受注できるんだろうから、それを目がけてひたすらテレアポしてるんだろうし。
これは、ビジネスにおいては”勝てる”メンタルである。
逆に言えば、ほとんどの普通の人は、この非常識ということを盾にビビってやんないわけだ。
誰もやらないことをやるというのは、競合がいないわけだから、馬鹿でもやれば勝てるのだ。
しかも、馬鹿だから簡単に勢いづいて、電話してるんだろうし。
でも、所詮、馬鹿だから、相手を不快にさせてしまうんだな。笑
しかし、これが馬鹿ではなく、戦略的な、計算ずくの「非常識」だったらどうだろうか?
LinkedInで拝見してのお電話で申し訳ないです。
弊社不動産の仕事をしてるんですが、事務所移転や内装などがお得に出来る方法があるので一度アポイントいただけないでしょうか?
なんて、言ってアポを入れてから、商談の時の最後のほうに投資の話をすりゃ、ちゃんと聞いてはくれるはずだ。
それに、このアポイントがNOであっても、ホームページ見てと言わず、LinkedInで電話したってだけで、印象に残る。
今回も正直応対が不愉快極まりなかったが、
マジかよ、LinkedInから直電かよ!こんな手があんのか!まいったぜ!
これは、私の正直な感想。
こういう非常識な方法は、戦略的にとらえた場合、新しい驚きを相手に残すこともできるのだ。
いやあ、馬鹿から学ぶことの方が大きかったりするっていうんだから、世の中捨てたもんじゃない!笑
この馬鹿のように、戦略なく、ただテレアポリストを上から下まで電話しまくるようなものは、コチラの時間を奪うので失礼千万にしかならないが、
きちんと戦略立ててきちんとやれば印象にも残るし、ひょっとしたら商品を気に入って買ってもらえるかもしれない。
そう考えると、こういう攻め攻めマーケティングって悪いことじゃない。
そもそも、20年前に電話帳じゃなく、御社のHP見て電話しました、なんて言ったら、電話に出た人は、ぶっ飛んでたんじゃないだろうか?
そういう、ギリギリのボーダーラインを攻めていくのが、スモールビジネスや中小のマーケティングテクニックだったりもする。
なぜ、そんな攻める必要があるのか。
他と同じじゃ飽きられるからだ。
マーケティングの最大の罪は、飽きられること。
これもアメリカの有名マーケッターの言葉であるが、誰もがやってる販売方法やマーケティング方法なんて、正直次何来るか分かってるので面白くもなんともない。
驚きや感動がなければ、誰も気に留めてくれないのだから。
大手企業も全く同じで、飽きられることを何よりも恐れているから、莫大なCM予算をかけて、今人気のタレントを投下してるのだ。
人気タレント出しときゃ、とりあえず注目はされるわけだから。
我々中小なんかは、そんな大予算をマーケティングに投下できないので、違う方法で、つねに驚きを与えないとならないのだ。
そう考えると、同じテレアポでも、相手がびっくりするようなアプローチで電話してみたり、
お客様がお買い上げ後にお送りする、サンクスレターやメールに工夫をこらしたりなど、いくらでもやるべきことがあったりする。
私がやってる、ブログ記事をバズらせる、なんていうのも、この最大の恐怖をの回避を目的の一つにしていたりもする。
大切なので、もう一度。
マーケティングの最大の罪は、飽きられること。
自社のマーケティングに取り組むときには、必ず振り返って欲しいことの一つである。
だって、つまんないマーケティングは、なんの反応もないのだ!
作ってるときは、そんなこと微塵も思わないんだけど、全然反応がなくてあとから考え直すと、恐ろしく他のをパクりすぎてたりしてたり、、、
コピーライターとか広告業界では、よく「手垢の付いた〜」なんていい方をするんだけど。
失敗するマーケティングにはいろいろ理由はあるものの、そもそもつまらない施策だった、というのは少なくはない。
しかし、つまらない、って、元も子もないんだけどね、、、泣けてくるわ、、、w
でも、万人受けを狙う必要なんかないのだ。
あなたの顧客に面白がってもらえればいいだけだから。
だから、理想を言えば、あなたが扱う商品は、あなたがターゲットであるべきなのだ。
ここらへんは、深堀りしてお伝えしたい内容なので、また次回。
さて、私も気になる”あの方”にLinkedInで見た、といって電話してみるとするか。笑
P.S.
こんなに記事で、馬鹿、馬鹿連発したのは初めてだ。
「マーケティング 馬鹿」でSEO上がっちゃったりして。笑
それも、飽きられないマーケティングってことなのだ!
もちろん、この記事もLinkedInに投稿するもんね!
くだらん電話してきて、私の貴重な時間奪いやがった罰だ!笑