ほとんどの日本企業の社長は、この偉大な社長の爪の垢を飲むべきである。 – アナーキーマーケティング

ほとんどの日本企業の社長は、この偉大な社長の爪の垢を飲むべきである。

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From:集客マーケッター向井直輝

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「例えば、あなたがどんなにその会社の製品が好きだったとしても、
CEOが亡くなったところで、普通、悲しむことはないだろう。
でも、彼の死は全く違う」(Metro)

「彼はテクノロジー業界の中で最も尊敬され、最も影響を与えた経営者だ」(The Huffington Post)

「彼は世界の中でも最も思いやりにあふれ、最も思い入れを持ったCEOであり、
真に卓越した人格の持ち主だった」(同)

「最も優れたCEO」(The Verge)

「彼はエンターテイメントの世界を永遠に変えた」(The Hollywood Reporter)

「南アフリカの多くのリーダーたちが金儲けのことばかりを考えている。
しかし、自分の功績が自らの人生に何を与えたかと考えた時、
銀行口座にいくら貯まったかなどといったことは何ら意味のないことだ。
あなたの愛することをやり、あなたのすることを愛しなさい。なぜなら、
それが人々があなたについて記憶する姿だからだ。それを私は彼から学んだ」(南アのメディア)。

「彼は突拍子もないユーモアや様々な恰好に扮して、
たくさんの(パロディーの)ネタを提供してくれ、
世界の人々からも大いに敬愛された」(ニュージーランドのメディア)

今月2015年7月11日、とある日本人経営者がこの世を去った。

これらは、その経営者の死を悼む言葉ですが、

誰に向けてだと思いますか?

日本人で有名な経営者、というのは、
最近ではなかなか見られなくなったように感じますが、

この方は松下幸之助や盛田昭夫、本田宗一郎とも肩を並べるくらい、
世界的にも影響を与え、有名で、愛され、尊敬されている経営者だったと言えるでしょう。

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もったいぶるのも何なので、答えを言うと、
この方は、任天堂4代目社長の岩田聡氏です。

今回は岩田氏に向けての弔文も兼ねて、
なぜこれほどまでに多くの人に愛される経営者になったのか、
考えてみたいと思います。

(1)ぶっ飛んだ経歴と実績

まず岩田氏の略歴をご紹介したいと思います。
見てスグ分かる通り、かなりぶっ飛んだ天才だったことが分かります。

  • 17歳の時に、自分で作ったゲームを日本のHP社の代理店に送りつけ、
    その技術の高さに「札幌にとんでもない高校生がいる」と驚かれた
  • 東京工業大学卒業後、大学時代のアルバイト先だったソフトウエア開発会社、HAL研究所に入社
  • その後、HAL研究所は事実上倒産。その再建支援に乗り出した任天堂が、
    条件として掲示したのは「岩田聡を社長にすること」
  • 山内氏の目論見通り、岩田氏は高い経営手腕を発揮。
    HAL研究所は15億円の負債をわずか6年で完済し、見事に再建を果たした
  • 「今あるプログラムを使うと完成まで2年かかります。
    ですが私が一から作れば1年で出来ます」
    そういってマザー2を1年で完成に導いた
  • 糸井重里さんが海外の電話にラグがある理由を聞いたら即答で
    「昔の国際電話は上空36,000km離れた衛星を利用していたから,
    返事が届くまで信号が2往復するのに0.4秒のタイムラグができる」
    と解答
  • 山内氏は岩田氏を任天堂の取締役経営企画室長として招き、
    その2年後に社長の座を譲り渡す
  • 社長就任の2002年から2008年までの7年間で、任天堂の売上を約3倍に上げた

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もしかしたら、バルーンファイトやマザー2やったことある人もいるんじゃないですか?
僕も中学生の頃に初めてプレイして、古いゲームと思えないくらい面白かったのをよく覚えています。

また、岩田氏はニンテンドーDSやWiiを発売した時の社長でもあり、
それぞれニンテンドーDSが全世界で1億5,000万台以上、
Wiiは世界で累計1億台以上を売り上げたそうです。

(2)人柄を全面に出していること

経営者たるもの、人前では「偉く」「格好良く」いないといけない

…のかもしれない。

しかし、インタビューをした記者によると、
岩田氏はこれだけの実績や立場にあるにも関わらず、
偉ぶったり、肩肘を張って、格好良く振る舞うことも、なかったそうです。

確かに、ニンテンドー3DSやWiiUの販売が思うように行かず、
任天堂の業績が落ちた時は、毅然とした態度で
公の場所に出ていましたが、

社の製品を解説する広報動画「ニンテンドーダイレクト」や
開発スタッフへのインタビューを行う「社長が訊く」シリーズなどでは、
自分が顔出しして、会社の顔として積極的にPRをし、
ゲームだけでなく、おちゃめな人柄も愛されていました。

頭おかしい(褒め言葉)

(3)常に挑戦し、期待を裏切っていること

上で述べたような広報動画でも
「普通の経営者」にはできないピエロを演じていますし、

業績が落ちた時に株主からひたすらツッコまれ続けていた
「スマホへの進出」もDeNAと資本・業務提携でやってのけるし、

さらに驚いたのはこれです。

USJに「マリオ」登場? 任天堂、米ユニバーサル・スタジオ運営会社と提携

任天堂は7日、映画のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ」を米国で2カ所運営する「ユニバーサル・パークス&リゾーツ」との提携で合意したと発表した。「マリオ」など人気キャラクターを使ったアトラクションを共同で開発し、ユニバーサル・スタジオ内に設置する。任天堂のテーマパーク進出は初めて。

大阪市のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)はライセンス契約した別会社が運営するが、USJ内にアトラクションが設置される可能性もあるという。任天堂はキャラクターを活用したビジネス拡大の方針を打ち出している。

なかなか誰も思っていなかったんじゃないですか?
任天堂がテーマパーク事業に進出するとは。

確かにネット界隈の一部では、
「あれば面白そうだな」という声はありましたが、
それを本気でやるのは流石だと思います。

常に期待を裏切り続けていること、
それこそが我々を魅了してやまないのでしょう。

■すべてに通底しているのは…

岩田氏がとあるカンファレンスで言った言葉です。

「私の名刺には社長と書いてありますが、
頭の中はゲーム開発者です。心はゲーマーです。」

すべてに共通しているのは、
一消費者目線というところではないでしょうか。

自分がゲームが大好きだから、

熱意を持ってゲームを作ることができた。

自分がゲームが大好きだから、

少しでも多くの人に知ってもらえるよう、

自分がピエロを演じたり、マーケットを広げる戦略を取ることができた。

自分がゲームが大好きだから、

ユーザーの期待を超えようとして

楽しんでもらえるようなことをする。

アタリマエのことなんですが、
喜んでもらうこと。

これを徹底していたからこそ、
これほどまでに世界中から愛されたのではないでしょうか。

最後に、とある掲示板からの引用で締めくくりたいと思います。

 社長が訊く読んでると岩田社長がゲーム好きなこととか
人柄の良さとかよく伝わってきて他人なのに凄く親近感湧いたんだよねえ…

だから自然と応援してたし、任天堂の業績あんまり良くない時も頑張ってくれって思ってしまったり

社長が訊く読んでゲーム開発者と同じ目線で和やかに話してるの見て、
将来、社長業がひと段落ついたら、またゲーム開発に復帰したらいいのにとか思ったり

ただ利益を上げるだけじゃなくて、
自分達がどうゲームを作ればユーザに楽しんでもらえるのか
ちゃんと考えたり悩んだりしてる素晴らしい人だった

こういう風に思ってもらえる経営者になりたいものですね。

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