LOUIS VUITTONは、超ド級の変態である。 – アナーキーマーケティング

LOUIS VUITTONは、超ド級の変態である。

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FROM:マーケティングプロデューサー加藤元康

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よく企業の打ち合わせなどに参加させていただくと、マーケティング担当やら、部長、取締役などから、

弊社のブランディングが、、ウンタラカンタラ、傷がつくとか、ウンタラカンタラ、、、と、呪文のように聞かされることがある。

私は、はあ、そーですか。

はて、御社のそのブランドとやら、おいくらになりますか?

と返してやる。

値段付けられんのよ。つまりゼロ円。

だって、自分で思い込んでる”ブランド”だからね。

客が払うべき対価はそこにないのだ。

なのに、

ウチはこうあるべき、ウチはこんなテイストで、、、

おいコラ!それブランディングしてねーから!と、ツッコミいれたくなるのだ。

そもそも、ブランディングって何よ。

この定義がみんなテンでバラバラ。

デザイナーはロゴマークだと言い、マーケティング担当は広告のクリエイティブのトンマナだと言い、役員や社長は社風や想いだと言う。

そうですか、そうですか、でも、それ、お客さんにそれ伝わりますかね?

そのような現象をアナーキーマーケティングでは、「マーケティングマスターベイション」と呼ぶことにする。

今後この単語は出てくるので、ノートに書いておいていただきたい。笑

ブランドとは、顧客が求める価値を企業がコミュニケーションしていく作業である。

ほとんどの会社のブランディングは、ただのマスターベイションだ。

すっげーカッコいいロゴ、アーティスティックなビジュアル、宗教家のような崇高な理念。

こんなの、自分しか気持よくないのだ。

はたからみたら、ふーん、そういう性癖なんですね、ってだけ。

私、こういうのたまらんのですよ、と、いくらマニアックなことを熱弁されても、

あなたと性癖の違う方には、全く理解できない世界なのだ。

でも、肩を落とさないでほしい。

あなたのような変態にも明るい希望があるんだ。

だって、本当のブランディングとは、このマニアックな世界の良さをきちんと受け手に伝えていく作業なのだ。

ルイ・ヴィトンは、ド変態である

ブランドの代名詞みたいな、ルイ・ヴィトン。

ブランドのフィルターを外してみると、トランクや鞄のメーカーだ。

日本にもこんなトランクや鞄のメーカーがあるが、圧倒的に違うでしょ?

これを、製品のクオリティが違うとか、で片付けてるけど、ぶっちゃけ大差ない。

ここで、いやそんなことない!おまえはルイ・ビトンを知らないんだ!と言われる方もいらっしゃるかと思うが、

是非ご自身のルイ・ビトンのモノグラムやダミエをお手元のライターで炙っていただきたい。

一気に燃えるから。

だって、基本の素材はPVC(塩化ビニール)という安価な石油原料のビニールと布を貼りあわせたものだから。

そして、持ち手や縁をレザーで縫製しているというのが、ルイ・ビトンの製品だ。

総レザーのトランクや鞄に比べたら、原価も安いし、加工も楽ちん。

だから中国とかでニセモノが作りやすいのだ。

その証拠に、ルイ・ヴィトンは黎明期から、コピー商品に悩まされていた。

革のトランクを布張りして軽量化させたのが、ルイ・ヴィトンの始まりだからだ。

見たことはないが、これもパクりやすそうな商品だ。

それでも、ルイ・ヴィトンの歴史は、コピー商品に打ち勝ってきた。

そして、今でも打ち勝っているわけで。

wikipediaによると、

ルイ・ヴィトンが評価されるようになったのは、創始者であるルイが亡くなった後のことである。ヴィトン社はまず「グリ・トリアノン・キャンバス」(Gris Trianon) というトランク工場として創始された。このトランクは灰色のキャンバス地で覆われており、とても軽量なものであった。1854年、ルイはエミリー (Emilie Clemence Pariaux) と結婚、同年、世界初となる旅行用鞄の専門店をパリに創業。3年後の1857年には息子のジョルジュ (Georges Vuitton) が生まれた。
1859年、アニエール=シュル=セーヌに最初のアトリエを構える。

1860年、ヴィトン社は需要に押されて規模を拡大した。1867年、万国博覧会で銅メダルを獲得。これにより世界的な評判を得、1869年にはエジプト総督のイスマーイール・パシャが、1877年にはロシアのニコライ皇太子(後のニコライ2世)がそれぞれ、1セットのトランクを発注した。また、当時世界的に力を持っていたスペイン国王アルフォンソ12世からもトランクの注文を受けるなど、主にスラブ、ラテン系王侯族に重用された。

この軽量なトランクは、世界42カ国1,500万人を集客した1867年の万国博覧会で評価を得て、世界中に認知された。

そして、ルイの軽いトランクは、各国の王族やセレブに注文されたため、セレブの証みたいになっていったのだろう。

今のルイ・ヴィトンのブランディングの元がここで作られたといっても過言ではない。

この時代から今まで、160年間、ずっとコピーとの戦い。

頑張ってデザインで差別化したのが、1885年に作られたダミエや、この後に出てくるモノグラムだが、驚くほど、現行商品と変わらないデザインだ。

そう、全然商品開発してないのに、160年間勝ち続けてるという事実!

競合が必死にデザインや製品開発をしているのを横目に、

ルイ・ヴィトンは、多くの認知のために金を払い、品質の証明にセレブに使ってもらえるように労力をかけたからだ。

160年間、世の中に、ルイ・ヴィトンのこだわりを伝えたのだ。

僕の作ったトランクって、こんないい商品なんですよ、ほら、あのセレブも使ってるじゃん、ウソじゃないよね、って。

トランク屋なのに、製品のスッペクの話題なんか全くしてないのだ!

水に浮くトランクは、最初はただのマスターベイションだったかもしれないけど、そんな特殊な性癖を世界中に認めさせちゃったのがルイ・ヴィトンだってわけだ。

ほら、持ったら気持ちいいでしょ、セレブの気分を味わえるよ、と。

最初の水に浮くって商品特性は、いつの間にかどっか行っちゃった。笑

客求めてないんだ、って切り捨てたんだろう。

実際、その後発売してるトランクは水には浮かないらしいから。

でも、これ、スゴイことだと思う。

命をかけて作って評価されたものを全部捨てちゃうんだから。

そんな作業を永遠と160年やってきたと考えたら、これをド変態と言わず、何という?

黎明期からだたのトランク屋じゃない。

その時代から、とにかくお客にメッセージを伝えていたんじゃないかなと。

じゃないと、万博に出展なんかしないだろうしね。

分からないけど、当時そんな世界的イベントに出展するなんて、とんでもない費用がかかってるはずだし。

一気に認知されて、そして、世界中の王族やセレブに話題になった。

もうこの時点で、ただのトランク屋は、世界的ファッションブランドになったのだ。

だから、打ち合わせで、経営者層が言う、社風や想い、それだけでは、ブランドにならない。

あなたそのものが、競合の経営者なんかより、アブノーマルでド変態である必要がある。

そして、そのド変態具合を、製品やマーケティングを通じて、顧客に伝わって初めて”ブランド”となりうるのだ。

そして、その新しいアブノーマルな世界を広める活動を”ブランディング”と呼ぶ。

決して、販促ツールのデザインを揃えたり、ロゴを統一することを指すのではない。

UI/UXのことでもない。

それはブランディング活動に使う道具の話。

ブランディングの表層のほんのわずか一端にしか過ぎないからだ。

その根本を支える製品の想いや、それを伝えて伝わった実績などのプロセスを永遠と続けていくことがブランディングなのだ。

ブランドを作るってことは、経営者自身の想いを貫ける並ならぬ意思が必要だ。

でも、これを目指すってことは、競合が製品開発に勤しんでいる間、経営者はひたすら、ここに時間とコストをぶっこんでいく覚悟がいるわけだ。

成功すれば、ルイ・ヴィトンのようになれるのは事実だ。

それをどこまで本気でやるかは、経営者のあなた次第である。

あなたは、それでもブランドを作っていきたい?

PS.
インターネットは、ブランディングするのに有利なツールである。

ルイ・ヴィトンの時代は万博に出展しなきゃならなかったのに、同じくらいのアクセスを集めるのに、ずっと低コストで集めることができる。

つまり、あの時代に比べたら、圧倒的低コストで、ブランディングしていくことができるのだ。

今流行のコンテンツマーケティングって言葉の意味するところは、実は、このブランディングが容易にできるってことだ。

あなたが本気で取り組みたければ、私はいくらでも手伝うことができるし、きちんとシステム化するところまで保証する。

ルイ・ヴィトンのように、競合と全く別次元で戦うための、ブランディングシステムを自社に導入したければ、是非お問い合わせを。

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